クラノカツマル（1986年生、母タサノニューホマレ）
Kurano Katsumaru
1986.03.27
クラノカツマル（1986年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルタタン（当時20歳）と交配したタサノニューホマレが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は倉井 太三郎。戦績は、中央平地26戦2勝2着4回、地方14戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の白井特別(900万下 ハンデ)。
経歴
デビュー前
橋本充夫厩舎（宇都宮）へ入厩。
2歳（1988年）
8月18日、デビュー戦は内田利雄騎手を鞍上に据えて、3歳（宇都宮ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は496kg。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスルガマリーから約16馬身差の2着となった。
10月4日、中6週で迎えた2戦目は、大島計彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。
10月31日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。
3歳（1989年）
4月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフジジヨイナーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。
4月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヤングゴツドに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。
5月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキヨウシンムテキに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
5月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイザーベーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
5月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオオヤクモに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
6月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のとちぎダービー（宇都宮ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田利雄騎手（7戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。
10月2日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、青木秀之騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のソフイーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
11月3日、中4週で迎えた11戦目は、川中子健二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のしもつけ菊花賞（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。
11月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般B3 C1（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大島計彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシンコウレモンに4馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。
12月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンウルフをクビ差制して8勝目を収める
12月26日、中2週で迎えた14戦目は、一般B2（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダイコーキングオーに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
4歳（1990年）
2月18日、中7週で迎えた15戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。
4月8日、中6週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。
4月21日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。
5月13日、中2週で迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。
6月3日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。
7月14日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
7月28日、中1週で迎えた21戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したコウジズソングにアタマ差届かず2着に惜敗した。
8月11日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブルーワルツをアタマ差振り切って10勝目を達成した。
9月16日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。
10月14日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に終わった。
11月4日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。
12月1日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジーガームサシを3/4馬身捉え切れず2着となった。
5歳（1991年）
1月5日、中4週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。
2月16日、中5週で迎えた28戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。
3月3日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったアームバンガードにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。
3月17日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白井特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（7戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバッカナムコールを半馬身振り切って勝利数を11に伸ばす
4月28日、中5週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフジカツラを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。
5月19日、中2週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
10月6日、約4か月半の休養明けで迎えた33戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（10戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
10月20日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（11戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。
11月30日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（12戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。
6歳（1992年）
1月26日、中7週で迎えた36戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（13戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入った。
2月8日、中1週で迎えた37戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（14戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。
3月1日、中2週で迎えた38戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。
3月22日、中2週で迎えた39戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（15戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。
4月5日、中1週で迎えた40戦目は、5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（16戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。