ウインスポット（1996年生、母スイートリック）

ウインスポット（1996年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時9歳）と交配したスイートリックが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着3回、地方23戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の鳥栖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、片岡牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月6日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフミノストームをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

8月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、サマーチャレンジカップ（中津ダート1300m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

4歳（2000年）

6月11日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

6月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジンギスカンシチーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた10戦目は、プレアデス特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンハーベストから1馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中3週で迎えた11戦目は、アルファルド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスプリングフォースに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5歳（2001年）

2月11日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトヨサンランボーを異次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

3月10日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5月27日、中4週で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（7戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したナムラフロンティアにクビ差届かず2着となった。

8月26日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（8戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

12月15日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったサンフェザントに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6歳（2002年）

1月13日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

8月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた24戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた25戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の秋分特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

10月27日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

12月26日、中8週で迎えた27戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、師走特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

7歳（2003年）

1月9日、中1週で迎えた28戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた29戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた30戦目は、望春特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた31戦目は、マーチスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた32戦目は、イースター特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月14日、中7週で迎えた33戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンワタイクーンから3馬身差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた34戦目は、若鮎特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた35戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹野宏史騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた36戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鷹野宏史騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のシャンハイエースに6馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた37戦目は、初雪草特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹野宏史騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた38戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で鷹野宏史騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた39戦目は、葉山村あったかハウス特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鷹野宏史騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のオースミレパードをアタマ差制して優勝

11月29日、中6週で迎えた40戦目は、一般A B（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鷹野宏史騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（2004年）

1月2日、中4週で迎えた41戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた42戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、がんばる高知競馬激励特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月22日、中6週で迎えた43戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、景ちゃん卒業記念特別（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた44戦目は、川江光司騎手を鞍上に迎えて、一般E2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた45戦目は、一般E2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川江光司騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた46戦目は、一般E2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川江光司騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。