ロードグラディオ（2016年生、母シンメイフジ）

ロードグラディオ（2016年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+剣(ラテン語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時15歳）と交配したシンメイフジが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。2024年の’24トワイライトカップに勝利した他、2024年のプリムローズ賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額3,888万円（7.78万×500口）で一口馬主が募集された。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月28日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったメトロポールにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中3週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスギノヴォルケーノを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

12月23日、中3週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

3歳（2019年）

2月9日、中6週で迎えた4戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイネルウィルトスをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

4月13日、中8週で迎えた5戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり18着に終わった。

6月23日、中6週で迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのリボン賞（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウインネプチューンに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

7月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

12月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

4歳（2020年）

1月12日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエテルニテに1馬身1/4の差をつけて優勝

2月16日、中1週で迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、バレンタインステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月25日、中9週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた15戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月12日、中1週で迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのデルマーサラブレッドクラブ賞マリーンステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

10月11日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた18戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、G3の東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5歳（2021年）

2月14日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

8月22日、約6か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月10日、中6週で迎えた21戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6歳（2022年）

1月27日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、’22ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月10日、中5週で迎えた23戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、朧月賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のスピーディクールを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月19日、中5週で迎えた24戦目は、ポインタース賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロイヤルペガサスを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月7日、中6週で迎えた25戦目は、ジューン賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、スターシューターに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7歳（2023年）

2月24日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、如月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、抜け出したオリジネイターを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月28日、中4週で迎えた27戦目は、マーチ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るオリジネイターを半馬身差し切って優勝

4月18日、中2週で迎えた28戦目は、モルガナイト賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマックスを半馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

6月29日、中9週で迎えた29戦目は、浦和スプリント（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、アマネラクーンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8歳（2024年）

4月16日、約9か月半の休養明けで迎えた30戦目は、プリムローズ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦4勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで止まることなく走り抜いたが、スマートセラヴィーに3/4馬身交わされて2着となった。

6月27日、中9週で迎えた31戦目は、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で御神本訓史騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた32戦目は、’24トワイライトカップ（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で御神本訓史騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサヨノグローリーに1馬身半の差をつけて9勝目を手に入れた。