キタサンテイオー（1990年生、母キタサンクイン）

キタサンテイオー（1990年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスアトランテイツク（当時10歳）と交配したキタサンクインが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、地方6戦5勝2着1回。1994年の朱鷺ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1992年）

8月5日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサニーキャビネットに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月22日、中6週で迎えた2戦目は、2歳戦のジュニアフラッグ特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルイルビーに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月18日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のきんもくせい特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のツクバホープに2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

11月19日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦の平和賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のプレザントに半馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の青雲賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーファミリーから1馬身半差の2着に敗北した。

12月22日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のプレザントに3/4馬身の差をつけて制した。

4歳（1994年）

7月17日、約19か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたメジロカンムリ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月7日、中2週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた9戦目は、ながつきステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

10月15日、中4週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダンディテシオに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5歳（1995年）

1月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

5月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた13戦目は、麦秋ステークス（東京ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノムラビッグワンに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6歳（1996年）

1月6日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、ガーネットステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず最後はダンツダンサーと並んで7着同着となった。

2月17日、中5週で迎えた16戦目は、G2のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 雪/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

10月5日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

11月16日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず17着に終わった。

8歳（1998年）

2月22日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた20戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた21戦目は、卯月ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

5月17日、中3週で迎えた22戦目は、栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

6月28日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた24戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。