コンバットシーマー（1986年生、母マイルドバンブー）

コンバットシーマー（1986年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジヨンテイオンブル（当時13歳）と交配したマイルドバンブーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田中春美。戦績は、中央平地13戦4勝2着3回、地方11戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の山城特別(900万下)。

経歴

デビュー前

神部幸夫厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1988年）

11月28日、デビュー戦は今井孝一騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンダンスキツドから3/4馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井孝一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニブラツドに約13馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井孝一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のコトブキハワイアンに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

3歳（1989年）

1月22日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今井孝一騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミツアキダイアナに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月21日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で今井孝一騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったコトブキハワイアンからクビ差の2着に甘んじた。

3月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今井孝一騎手（5戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドタイソンに1馬身半の差をつけて優勝

4月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で今井孝一騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の中日スポ杯（中京(地)芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で今井孝一騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で今井孝一騎手（8戦4勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で今井孝一騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミエレツタベストに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の秋の鞍（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で今井孝一騎手（10戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターナムラからクビ差の2着に甘んじた。

4歳（1990年）

1月27日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた13戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の兵庫特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた14戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エクスペリメントにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月17日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松本達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヤナイダンサーをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

7月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグンザンヤシマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月29日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上900万下の阿蘇特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッドプリティを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中8週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったギンザロードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月7日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のジャストァウーマンに3馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

11月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（5戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（1991年）

2月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、5歳以上900万下の山城特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（6戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンタウラスをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月17日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（7戦4勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月7日、中6週で迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。