シルキーチーフ（2005年生、母シルクフレグランス）

シルキーチーフ（2005年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋一等機関士」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時8歳）と交配したシルクフレグランスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田修一。戦績は、中央平地16戦1勝、地方21戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,300万円（2.6万×500口）で一口馬主が募集された。

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月26日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月1日、中1週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた5戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアポロガッバーナを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4歳（2009年）

2月22日、約9か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は千葉直人騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

4月26日、中2週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

5歳（2010年）

2月20日、約10か月の休み明けで迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた13戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた15戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

6月28日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、ざくろの花特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクレボルシオンに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7月11日、中1週で迎えた18戦目は、あじさい賞（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクレボルシオンをクビ差制して断トツの支持に応えた。

7月25日、中1週で迎えた19戦目は、蝉時雨特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のモナクランベルに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月8日、中1週で迎えた20戦目は、葉月特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた21戦目は、あしだ川花火特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルサンサイレンスから2馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた22戦目は、りんどう特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた23戦目は、マリーゴールド特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のモナクランベルをクビ差制して5勝目を挙げた。

10月24日、中2週で迎えた24戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、豊穣特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた25戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、酉の市特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月27日、連闘で迎えた26戦目は、つわぶき特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（7戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた27戦目は、シクラメン特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（8戦4勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月26日、中1週で迎えた28戦目は、年忘れ特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（9戦4勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

6歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた29戦目は、睦月特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた30戦目は、水瓶座特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた31戦目は、鞆・お弓神事特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（11戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったバーディラッシュからアタマ差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた32戦目は、鞆・町並ひな祭特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた33戦目は、春らんまん特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（13戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったグラスレジェンドから3/4馬身差の2着となった。

4月11日、中1週で迎えた34戦目は、卯月特別（福山ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（14戦4勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレパーフェクトに1馬身半の差をつけて優勝

4月23日、中1週で迎えた35戦目は、つつじ特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた36戦目は、菖蒲特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（16戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた37戦目は、牡丹特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐原秀泰騎手（17戦5勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。