ホクトオーロラ（1995年生、母ホクトカムリ）

ホクトオーロラ（1995年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のメンデス（当時14歳）と交配したホクトカムリが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北斗牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方32戦6勝2着4回。1999年のTCK女王盃(牝G3)で2着に入った他、1999年のクイーン賞(牝G3)で3着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

後藤稔厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1998年）

2月12日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は503kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケイシュウレパードに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中4週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスターオブオペラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラカンムリを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手中に収めた。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦のライラック特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のナイスギフトに3馬身の差をつけて制した。

5月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の白ばら特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のイブキオーイチョウを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

6月2日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のアイディアルクインをハナ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

8月7日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた8戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦5勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアトミックサンダーから半馬身差の2着となった。

10月4日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦5勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

10月14日、中0週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（9戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒカリクリスタルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月25日、中5週で迎えた11戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（10戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤブリッジに半馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

4歳（1999年）

1月20日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（11戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したケープリズバーンにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月1日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（12戦6勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月15日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（13戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（14戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（15戦6勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた19戦目は、G3の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（16戦6勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた21戦目は、地方重賞のグランドチャンピオン2000（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定オープンの’99ファーストレディー賞（大井ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら58kgの斤量を背負って出走。鞍上は石崎隆之騎手（17戦6勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

5歳（2000年）

1月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（18戦6勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた25戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

7月24日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

8月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月15日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月25日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた29戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月23日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた30戦目は、G2の彩の国浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋田実騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

12月7日、中1週で馬体重を前走からさらに15kg減らして迎えた31戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で秋田実騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた32戦目は、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋田実騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

6歳（2001年）

1月31日、中4週で迎えた33戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で秋田実騎手（7戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。