リフレイム（2018年生、母Careless Jewel）

リフレイム（2018年2月18日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「再構成する」。毛色は芦毛。種牡馬のAmerican Pharoah（当時6歳）と交配したCareless Jewelが13歳のときに産んだ仔が本馬である。2022年のパラダイスステークス(オープンハンデ)に勝利した他、2022年のパラダイスステークス(オープンハンデ)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月25日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のギャリエノワールを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月25日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、2歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のロンギングバースに5馬身の差をつけて優勝

11月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2021年）

2月13日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のデイリー杯クイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

3月20日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

5月16日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で木幡巧也騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡巧也騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月17日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鷹巣山特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、イルーシヴパンサーに半馬身交わされて2着となった。

11月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のガンダルフに2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4歳（2022年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの節分ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く持ち堪えて、最後は2着のタガノディアーナに2馬身半の差をつけて優勝

4月2日、中8週で迎えた11戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

5月14日、中5週で迎えた12戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で野中悠太郎騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

6月26日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンのパラダイスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野中悠太郎騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の闘魂で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のラルナブリラーレをクビ差振り切って5勝目を手中に収めた。

8月28日、中8週で迎えた14戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野中悠太郎騎手（6戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月30日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野中悠太郎騎手（7戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月18日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で野中悠太郎騎手（8戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のタイセイサムソンに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

2023年1月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。