シンメイアユチ（1994年生、母ムーンダツァー）

シンメイアユチ（1994年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイタクヘリオス（当時7歳）と交配したムーンダツァーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は目黒牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回、中央障害15戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月24日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた2戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

3歳（1997年）

1月7日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小原義之騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた5戦目は、M.ブータン騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したダイイチタイガーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ブータン騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したシルクジパングにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のナムラシャングリラに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月30日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた13戦目は、4歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月30日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岸滋彦騎手（10戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月4日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で岸滋彦騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月26日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岸滋彦騎手（12戦1勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月14日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岸滋彦騎手（13戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4歳（1998年）

1月25日、中5週で迎えた21戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターブラボーから2馬身半差の2着となった。

2月8日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったイチバンリュウから5馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中2週で迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月13日、約5か月の休養明けで迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず14着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた28戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（8戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のファイアーマリオに3馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた31戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5歳（1999年）

1月30日、中6週で迎えた32戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

2月13日、中1週で迎えた33戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた34戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月17日、中6週で迎えた35戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったレガシーロックから9馬身差の2着となった。

4月24日、連闘で迎えた36戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に56kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。