カチノキントウン（2009年生、母アンダーコハク）

カチノキントウン（2009年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフィガロ（当時14歳）と交配したアンダーコハクが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は曾我博。戦績は、地方25戦2勝2着6回。2012年の北日本新聞杯(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

蝦名弘厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2011年）

10月16日、デビュー戦は沖静男騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/不良）に出走。馬体重は477kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョウテングレイスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月29日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた4戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3歳（2012年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳戦の平国祭特別（金沢ダート1500m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい7着に終わった。

3月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳戦のさくらめぐり特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた7戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のやましろ桜まつり特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦の穴水大宮神社特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したナムラプラトーンを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の青葉の湯涌特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は服部大地騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したシグネチャーに半馬身届かず2着となった。

5月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の能登よさこい祭り特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた12戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のお松の方行列特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったナムラプラトーンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月12日、中3週で迎えた13戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユイフェリーチェを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

8月12日、中1週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダリア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

11月14日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1九 C2四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したビーミーショーを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた17戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、おおいぬ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したダイワカレンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

4歳（2013年）

6月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、エルタニン特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月8日、中0週で迎えた19戦目は、～イルミネーションフラッシュ～（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたミライブリリアント決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた20戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、夏祭り特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた21戦目は、真島大輔賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた22戦目は、くじら座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

5歳（2014年）

4月1日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、北陸新幹線「かがやき」特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5月13日、中5週で迎えた24戦目は、能登麦屋節全国大会特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は服部大地騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた25戦目は、菖蒲湯祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。