アースシンボル（2005年生、母トリプルタイム）

アースシンボル（2005年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋象徴」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時17歳）と交配したトリプルタイムが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地牧場。戦績は、中央平地33戦4勝2着2回。2011年のマーメイドステークス(牝ハンデG3)で3着に入った他、2011年のアイルランドトロフィー(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、名古屋ステーブルから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、松山増男によって472.5万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月15日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、5着に入り込んだ。

3歳（2008年）

5月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したランスロットルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クリプトゾーンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月29日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルーセレネを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

4歳（2009年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

2月28日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丸田恭介騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で丸田恭介騎手（7戦1勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月16日、中7週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸田恭介騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクーデグレイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

7月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月11日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

5歳（2010年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（10戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月10日、中7週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

5月22日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のマジックビクトリアに1馬身1/4の差をつけて制した。

6月20日、中3週で迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

9月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のレインボーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月9日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2400m 雨/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のスノークラッシャーに1馬身1/4の差をつけて制した。

11月14日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（6戦3勝）。17頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

6歳（2011年）

2月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（7戦3勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4月24日、中8週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5月28日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦3勝）。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月14日、中7週で迎えた27戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（9戦3勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月15日、中8週で迎えた28戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（10戦3勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7歳（2012年）

9月2日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた29戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では伸びを欠き18着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた30戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた31戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた32戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい17着に終わった。