ホクトアサティス（2001年生、母アイランドマドンナ）

ホクトアサティス（2001年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のアサティス（当時16歳）と交配したアイランドマドンナが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は工藤和幸。戦績は、地方33戦11勝2着3回。2006年の’06グリーンカップに勝利した他、2007年の仲秋オープンを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

栗田泰昌厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2003年）

6月22日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったハネダユーラシアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

3歳（2004年）

3月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg絞って迎えた3戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスズランシェーバーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオープンタンジョウに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウェディングレディをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

5月22日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のカーネーション特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニイタカレアルに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月26日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた9戦目は、一般B2三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2005年）

1月18日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のバニヤンドリームに1馬身の差をつけて5勝目を手にした。

3月11日、中6週で迎えた11戦目は、花月賞（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたケージーボーイ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のシリウス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカネショウアルプスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月8日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のカシオペア賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で坂井英光騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネショウアルプスに4馬身の差をつけて優勝

6月8日、中3週で迎えた15戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で坂井英光騎手（12戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイミリオンに1馬身半の差をつけて制した。

7月14日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の’05シーサイドカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で坂井英光騎手（13戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケイアイミリオンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の’05アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で坂井英光騎手（14戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のスポーツニッポン賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で坂井英光騎手（15戦8勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた19戦目は、地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で坂井英光騎手（16戦8勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

5歳（2006年）

3月22日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦の’06スプリングカップ（大井ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の’06ブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のルパンに2馬身半の差をつけて制した。

5月11日、中3週で迎えた22戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、’06グリーンカップ（大井ダート2000m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコアレスハンターに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月6日、中3週で迎えた23戦目は、地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6歳（2007年）

7月12日、約13か月半の休み明けで迎えた24戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、’07スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

8月1日、中2週で迎えた25戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた26戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、仲秋オープン（大井ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアンコーラを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月4日、中3週で迎えた27戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月12日、中9週で迎えた28戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、’07勝島賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

7歳（2008年）

6月2日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

7月10日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた30戦目は、’08スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月3日、中7週で迎えた31戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた32戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、’08勝島賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。