トップグラス（2008年生、母ホウヨウターゲット）

トップグラス（2008年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時12歳）と交配したホウヨウターゲットが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、地方33戦11勝2着2回。2012年のアフター5スター賞(S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、豊洋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって315万円で落札された。

佐野謙二厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2010年）

9月17日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は501kg。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

11月9日、中7週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシャワーフラワーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2011年）

3月7日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

4月18日、中5週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

5月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、レーザービジョンに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシオンアプローズをアタマ差振り切って制した。

8月3日、中4週で迎えた8戦目は、TWINKLE LIVE賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のポイントアフターに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のフォーチュネイトダリア特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた10戦目は、文の京特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（9戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアジュディキングをクビ差振り切って4勝目をマークした。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で酒井忍騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のモエレプロポーズに2馬身の差をつけて5勝目を収める

10月31日、中4週で迎えた12戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で酒井忍騎手（11戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4歳（2012年）

2月15日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、早春賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で酒井忍騎手（12戦5勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた14戦目は、アーバンステージ弥生賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で酒井忍騎手（13戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた15戦目は、コーラル賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で酒井忍騎手（14戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた16戦目は、ポインタース賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で酒井忍騎手（15戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ皐月賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のレーザービジョンに2馬身の差をつけて6勝目をマークした。

6月7日、中3週で迎えた18戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、’12メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

6月26日、中2週で迎えた19戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた20戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、’12シーサイドカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のムサシグラスオーに3馬身半の差をつけて7勝目を収める

8月29日、中3週で迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた22戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチャンピオンヤマトに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2013年）

1月24日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、’13ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた24戦目は、紅梅賞（大井ダート1200m 雪/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクラフィンライデンに1馬身3/4の差をつけて1番人気に応えた。

3月27日、中4週で迎えた25戦目は、アルファルド賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムサシグラスオーに3馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

4月26日、中3週で迎えた26戦目は、北斗七星賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したセイントメモリーにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月4日、中5週で迎えた27戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のコウギョウダグラスを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7歳（2015年）

2月3日、約20か月半の休養明けで迎えた28戦目は、紅梅賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤嶺亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、’15 メトロポリタンエイプリルカップ競走（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤嶺亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた31戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた32戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、デイリー水無月杯（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

7月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、’15 シーサイドカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は赤嶺亮騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。