サウスエクスプレス（1996年生、母タガミホーオン）

サウスエクスプレス（1996年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のビソウサウス（当時6歳）と交配したタガミホーオンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は日蔭敏正。戦績は、地方23戦7勝2着5回。1999年の北海道産馬アラブ系4歳特別(アラ系4歳ハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

真島元徳厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1998年）

7月27日、デビュー戦は真島正徳騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は469kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミヤノスターに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

3歳（1999年）

1月2日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系4歳（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピードからクビ差の2着となった。

2月6日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系4歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本幸次郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズノタマナーからアタマ差の2着に惜敗した。

2月14日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系4歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本幸次郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のハリマメジャーに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月7日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系4歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本幸次郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた8戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ戦でオープンの北海道産馬アラブ系4歳特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の楠賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルシゲブイサインから4馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の楠賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミッチーホマレから6馬身差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた11戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の楠賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた12戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの荒尾記念ステップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月25日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた14戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミクサキドリームを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた15戦目は、ひいらぎ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマサキスピードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて優勝

4歳（2000年）

1月11日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系一般C1（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホーエイホーユーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

2月8日、中3週で迎えた17戦目は、バレンタイン特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハヤテスーパーを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

3月9日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、白鷺特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルカシードを豪脚でクビ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

4月7日、中3週で迎えた19戦目は、坂井薫人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブチャンピオン賞（笠松ダート1900m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた20戦目は、すみれ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井薫人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したショウリイットーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月18日、中2週で迎えた21戦目は、小瀬特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた22戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、日本ライン短距離特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月23日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、近藤二郎騎手を鞍上に迎えて、水都特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。