ヤマニンアピール（1983年生、母ヤマニンサムシング）

ヤマニンアピール（1983年4月9日）は、日本の競走馬。1988年にJRA賞最優秀障害馬を受賞した。毛色は芦毛。種牡馬のゼダーン（当時18歳）と交配したヤマニンサムシングが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。戦績は、中央平地23戦1勝2着7回、中央障害12戦9勝2着3回。1988年の中山大障害（秋）(重賞)に勝利した他、1988年の京都大障害（春）(重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

7月7日、10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月28日、7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月3日、6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月17日、6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったモーニングボーイから1馬身1/4差の2着に敗れた。

8月24日、5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノブラボーからクビ差の2着に甘んじた。

9月14日、6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシマノスターリーから2馬身半差の2着に敗れた。

12月8日、12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月21日、18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3歳（1986年）

1月12日、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ダイイチタカラに半馬身交わされて2着となった。

1月25日、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月15日、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

4月5日、4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は森次男騎手。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたキングオブライダー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4月20日、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したメトロライテンを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月24日、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は森次男騎手。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6月29日、4歳未勝利（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森次男騎手。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトナミホーザンを豪快な末脚で3/4馬身差し切って勝利を収めた。

7月12日、4歳以上400万下の知床特別（札幌ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で森次男騎手。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

4歳（1987年）

1月17日、5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森次男騎手。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったホーワペガサスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

1月31日、5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森次男騎手。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

2月14日、5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森次男騎手。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

3月8日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森次男騎手。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月19日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森次男騎手。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

8月1日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森次男騎手。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月13日、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で森次男騎手。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月10日、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったカルストンファストから2馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシャルドンブルーに約15馬身の大差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

11月14日、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったカルストンファストから3馬身差の2着に敗北した。

12月12日、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のベルロッチに約17馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（1988年）

1月9日、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で岡冨俊一騎手。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョーバガボンドからハナ差の2着に甘んじた。

1月31日、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で岡冨俊一騎手。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のジョーバガボンドに1馬身3/4の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

3月12日、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岡冨俊一騎手。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカルストンイーデンに3馬身半の差をつけて勝利した。

4月9日、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で岡冨俊一騎手。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマロンウッドに半馬身の差をつけて勝利を収めた。

5月7日、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3270m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岡冨俊一騎手。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマイティーマインドに3/4馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

10月30日、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は10戦連続で岡冨俊一騎手。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のラガーシェブロンに3馬身の差をつけて勝利を掴み取った。

11月27日、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で岡冨俊一騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイブキライダーに5馬身の差をつけて勝利を掴み取った。

12月24日、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡冨俊一騎手。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカルストンイーデンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手にした。