クリノオスカー（2007年生、母アナザーマジック）

クリノオスカー（2007年4月13日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時13歳）と交配したアナザーマジックが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方16戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の一般C15ハ。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、永村侑によって1,050万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月29日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って18着に終わった。

3歳（2010年）

5月15日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

5月23日、連闘で迎えた4戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた6戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

12月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた7戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で茶畑雄誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4歳（2011年）

1月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で茶畑雄誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた10戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携宇治島シリーズ一戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月5日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C15（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノシャンティをハナ差制して待望の初勝利を挙げた。

2月19日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、福山・高知連携龍馬シリーズ一戦（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴンから1馬身半差の2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた13戦目は、福山・高知連携龍馬シリーズ五戦（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた14戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、一般C13（福山ダート1250m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のバンクーバーをクビ差制して制した。

3月27日、連闘で迎えた15戦目は、一般C15ハ（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のブラウンゴアーに1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4月17日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は三村展久騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のムーンスキャットに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月24日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2四（福山ダート1130m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のフロリバンダに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月8日、中1週で迎えた18戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

5月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2一（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三村展久騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月10日、中6週で迎えた20戦目は、しらゆり賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（4戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月24日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、一般C2二（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた22戦目は、一般C2二（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は三村展久騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。