サンシーバード（1995年生、母シーバードパワー）

サンシーバード（1995年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時15歳）と交配したシーバードパワーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方24戦9勝2着4回。1999年の以上山グランプリ山形記念(地方重賞)に勝利した他、2000年の以上杉まつり賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

3月8日、デビュー戦は田中剛騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は508kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のティエッチサリーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた4戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

5月10日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

4歳（1999年）

1月24日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた9戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた10戦目は、田村真来騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月28日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田村真来騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京芝2400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中剛騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

8月16日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般B3イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のファンクラップに6馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエスティロディーに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドウェザーに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

10月18日、中3週で迎えた16戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のケンゴウヤマトに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月3日、中1週で迎えた17戦目は、蔵王賞（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイトセンターをクビ差制して怒涛の5連勝を決めた。

11月30日、中3週で迎えた18戦目は、一般B1イ（上山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアイシャルキングに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月14日、中1週で迎えた19戦目は、地方重賞の以上山グランプリ山形記念（上山ダート2300m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（5戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のセイカシミズダニに1馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

5歳（2000年）

4月25日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、ダイヤモンド特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で前野幸一騎手（6戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月21日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、エメラルド特別（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で前野幸一騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントマシーンからクビ差の2着に甘んじた。

6月6日、中1週で迎えた22戦目は、パール特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で前野幸一騎手（8戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアフリエンペラーに1馬身の差をつけて9勝目を収める

7月4日、中3週で迎えた23戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の酒田まつり賞（上山ダート1800m 雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、オパール特別（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた25戦目は、オパール特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（9戦7勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた26戦目は、一般A（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の以上杉まつり賞（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月28日、中1週で迎えた28戦目は、一般A（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったセタノキングから4馬身差の2着となった。

12月14日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の山形記念樹氷賞（上山ダート2300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2001年）

4月24日、約4か月半の休養明けで迎えた30戦目は、ダイヤモンド特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のセントアトラスをハナ差制して久方ぶりの実戦を物にした。

5月5日、中1週で迎えた31戦目は、新庄まつり特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小嶋久輝騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったベストライナーから1馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた32戦目は、岩手日報杯（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小嶋久輝騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングカイザーから2馬身半差の2着に敗北した。

6月19日、中3週で迎えた33戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東北サラブレッド大賞典（上山ダート1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8歳（2003年）

6月30日、約24か月半の休養明けで迎えた34戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、山口瞳追悼記念（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた35戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、赤川特別（上山ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた36戦目は、斎藤史浩&まき結婚記念（上山ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。