カガリボーイ（2000年生、母カガリスキー）

カガリボーイ（2000年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時11歳）と交配したカガリスキーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、地方40戦8勝2着2回。2002年の東北ジュベナイルチャンピオン南部駒賞(地方重賞)に勝利した他、2002年の2歳優駿若駒賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

太田勝雄厩舎（上山）へ入厩。

2歳（2002年）

6月18日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳A1（上山ダート1250m 曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハットアンドツルに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月28日、中5週で迎えた2戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の若菜特別（上山ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月2日、中4週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の若葉賞（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の東北ジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた5戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（上山ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の滝の湯ホテル杯（上山ダート1500m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は江川伸幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のソレアードに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の2歳優駿若駒賞（上山ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のザオールンルンをハナ差制して3勝目を手に入れた。

12月8日、中3週で迎えた8戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の東北ジュベナイルチャンピオン南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るザオールンルンをハナ差だけ差し切って4勝目を収める

3歳（2003年）

6月1日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、チーム北日本賞（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーピージュリアンから2馬身半差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた10戦目は、養老の会佐藤副会長、楽園追放記念（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のセタノスターに6馬身の差をつけて優勝

7月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた12戦目は、一般B2五（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

8月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の晩夏賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた15戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた16戦目は、観月賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた17戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、霜月賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた18戦目は、一般B2四（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のL-WING賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4歳（2004年）

1月6日、連闘で迎えた20戦目は、ファーストドリーム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた21戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

7月26日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた23戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた24戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた25戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のニッショウウララに1馬身3/4の差をつけて6勝目を掴み取った。

10月9日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木村暁騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエアウィードからクビ差の2着となった。

11月22日、中5週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた27戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木村暁騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた28戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で木村暁騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた29戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で木村暁騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2005年）

9月5日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から33kg減らして迎えた30戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンスブリッジに1馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

10月2日、中1週で迎えた32戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、タイムチャレンジレース（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサージェリーに3馬身の差をつけて8勝目を獲得した。

10月31日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、一般B1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月15日、中5週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた34戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

6歳（2006年）

2月7日、中7週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた35戦目は、一般B3二（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（7戦3勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた36戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（8戦3勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3月16日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた37戦目は、春風特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（9戦3勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月7日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた38戦目は、一般B3二（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（10戦3勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた39戦目は、一般B3三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（11戦3勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた40戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で江川伸幸騎手（12戦3勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。