カズミメインマン（1990年生、母カズミハルコマ）

カズミメインマン（1990年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカツラギエース（当時10歳）と交配したカズミハルコマが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）泉刕牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方10戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1994年のかささぎ賞(C1)。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

7月3日、デビュー戦は西浦勝一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた3戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた7戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

11月14日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（1994年）

1月16日、中8週で迎えた10戦目は、山田寿雄騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフクノカミからクビ差の2着に甘んじた。

1月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田寿雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカノスカイから半馬身差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、和田正美騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったライトニングベルから半馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中2週で迎えた13戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田寿雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンダンから1馬身半差の2着となった。

9月12日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキーミノブからアタマ差の2着となった。

10月1日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のカンキョウワンワンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のフォートバージに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月21日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスエルザに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

12月12日、中2週で迎えた19戦目は、かささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアタックギャルに5馬身の差をつけて4勝目を獲得した。