ハツノサルーラ（1988年生、母ライバワカサ）

ハツノサルーラ（1988年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時10歳）と交配したライバワカサが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着4回、地方28戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の豊栄特別(500万下)。

経歴

デビュー前

仲住芳雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

10月13日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3歳（1991年）

4月14日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のダンサーズワンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

5月4日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、トウショウヒューイにハナ差交わされて2着となった。

5月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原泰夫騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたアサキチ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

6月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原泰夫騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

7月20日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で菅原泰夫騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったエイコーンカップにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

8月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原泰夫騎手（7戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

8月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の豊栄特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原泰夫騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のモガミサルノをアタマ差振り切って優勝

9月22日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で菅原泰夫騎手（9戦2勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原泰夫騎手（10戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた12戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’91インターナショナルジョッキーズ1（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手（11戦2勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4歳（1992年）

1月18日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（12戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

6月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた17戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ハーバーサンライズに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月5日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5歳（1993年）

6月5日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

9月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月12日、中1週で迎えた22戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、越野亨騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた24戦目は、岡田隆騎手を鞍上に迎えて、北国王冠（金沢ダート2300m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた25戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田隆騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた26戦目は、あすなろ賞（金沢ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田隆騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた27戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡田隆騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1994年）

1月6日、中1週で迎えた28戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田隆騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、松本克幸騎手を鞍上に迎えて、チューリップ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた30戦目は、マーガレット特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本克幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた31戦目は、スポニチ杯（中京(地)芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本克幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた32戦目は、カーネーション特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本克幸騎手（3戦0勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、紅バラ特別（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で松本克幸騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、白バラ特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松本克幸騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた35戦目は、グラジオラス特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本克幸騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月22日、約5か月半の休み明けで迎えた36戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1995年）

1月19日、中3週で迎えた37戦目は、万両特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた38戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のピナクルホワイトに1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

4月2日、中6週で迎えた39戦目は、小野寺雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1420m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた40戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1420m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウホクウイナーから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月6日、連闘で迎えた41戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた42戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のビューティトルーンをハナ差制して4勝目を収める

5月29日、連闘で迎えた43戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で草地保隆騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた44戦目は、小竹清一騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた45戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小竹清一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた46戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1420m 雨/不良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた47戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は草地保隆騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた48戦目は、一般（水沢ダート1420m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。