サクラコマツオー（1985年生、母リオコマツ）

サクラコマツオー（1985年6月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のガロト（当時7歳）と交配したリオコマツが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）日向牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回、地方14戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

坂本栄三郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

7月3日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のコクサイオリエントに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月30日、中3週で迎えた2戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の富良野特別（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下の北洋特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は柴田政人騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

4歳（1989年）

2月19日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

3月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

4月9日、中3週で迎えた6戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤吉勝騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤吉勝騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤吉勝騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

7月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、上田悟騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤吉勝騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャインゲーリーに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月26日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブラックホラーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のパッショナリアを半馬身振り切って3勝目を手にした。

5歳（1990年）

1月14日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた14戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月31日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のリキポートに半馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた16戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、坂東太郎賞（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシノダイヤに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、甲州特別（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は斉藤誠騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた18戦目は、一般A1 A2（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（1991年）

4月12日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた20戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤誠騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオラクルレディに2馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

6月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた23戦目は、一般A1 A2（高崎ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤誠騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったハクバテイムからクビ差の2着となった。

12月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた24戦目は、米田弘一騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（1992年）

1月31日、中5週で迎えた25戦目は、一般A（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で米田弘一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセンショウグレートから1馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた27戦目は、一般A（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は米田弘一騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイフウオーザからアタマ差の2着となった。

3月30日、中1週で迎えた28戦目は、一般A（高崎ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米田弘一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。