モーターボート（1997年生、母エスプリアロー）

経歴

デビュー前

1歳のとき、片岡博から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、日本優駿によって115.5万円で落札された。

3歳（2000年）

4月11日、デビュー戦は桑野等騎手を鞍上に据えて、4歳B（金沢ダート900m 雨/不良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノーブルヤマトに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月24日、中1週で迎えた2戦目は、埋橋浩樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた3戦目は、4歳B（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るオペラペラを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳A（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月5日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた5戦目は、4歳B（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビューティハクサンに2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のいちょう賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（4戦3勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリバーローレルに2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、福寿草賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエステイシゲキを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って5勝目をつかんだ。

4歳（2001年）

1月7日、中2週で迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C2ハ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2ホ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイエイグローバルを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月12日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は埋橋浩樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月7日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマジックナギサを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月30日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月22日、連闘で迎えた16戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、若葉賞（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンボレロを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルユニゾンに3馬身の差をつけて制した。

7月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレピュテイションに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

10月7日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲンパチダイヤに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月4日、中3週で迎えた20戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、日刊スポーツ杯（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5歳（2002年）

4月28日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、チューリップ賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るレピュテイションを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

5月26日、中3週で迎えた23戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチカテツに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オレンジベルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月11日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

9月16日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた27戦目は、エッグ杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるウインアンビシャスを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中3週で迎えた28戦目は、ペプシコーラ杯（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。