ウインアンビシャス（1996年生、母イースタンガバナー）

ウインアンビシャス（1996年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時7歳）と交配したイースタンガバナーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は廣中稔。戦績は、中央平地15戦3勝、地方14戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額2,200万円（11万×200口）で一口馬主が募集された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

6月5日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネヒマワリに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月18日、中2週で迎えた3戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

12月18日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のワンマンアーミーをクビ差振り切って久方ぶりの実戦を制した。

4歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

9月23日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のミツワインパルスをクビ差振り切って久々の実戦を制した。

10月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の西湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた8戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のいわき特別（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

5歳（2001年）

4月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた9戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の高尾特別（東京芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

8月19日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

6歳（2002年）

5月4日、約8か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

9月15日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンボレロに3馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

9月30日、中1週で迎えた17戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャンターに5馬身の差をつけて優勝

10月13日、中1週で迎えた18戦目は、エッグ杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモーターボートに7馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

11月10日、中3週で迎えた19戦目は、いぬ鷲賞（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キヌガサダンサーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月28日、中4週で迎えた21戦目は、プリムラ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は端勝成騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7歳（2003年）

1月7日、中0週で迎えた22戦目は、混声合唱団こまくさ32代特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジョウシュウダイナにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月14日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブリンディージを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

5月6日、中2週で迎えた24戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8歳（2004年）

10月24日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は端勝成騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた26戦目は、八才場友の会杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた27戦目は、高松紋平柿特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クリミナルウィンに交わされて2馬身半差の2着となった。

12月5日、中1週で迎えた28戦目は、河北潟加賀れんこん杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月21日、中1週で迎えた29戦目は、尼御前特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は端勝成騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。