シャンター（1998年生、母スマイリーカンナ）

シャンター（1998年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時10歳）と交配したスマイリーカンナが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）只野牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方27戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2002年のアルタイル特別(一般B2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、只野牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、イヨ商事によって472.5万円で落札された。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

3月3日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

6月17日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、大沢辰也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた4戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月15日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月7日、中2週で迎えた7戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って14着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

12月10日、中6週で迎えた9戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシュジンコウに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オーミアジルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

1月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイドルソングに4馬身の差をつけて優勝

4月14日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オクノレディーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タクミシルバーに交わされて2馬身差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーミアジルに1馬身の差をつけて優勝

5月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた16戦目は、あじさい特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタクミシルバーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月22日、中1週で迎えた17戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（9戦4勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムラショウブを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブラマレアを3/4馬身振り切って5勝目を獲得した。

9月15日、中3週で迎えた22戦目は、恋路賞（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（12戦5勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キクノリュウホーにクビ差交わされて2着となった。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるウインアンビシャスを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中1週で迎えた24戦目は、エッグ杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（14戦5勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた25戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（15戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンボレロに3馬身の差をつけて制した。

11月10日、中1週で迎えた26戦目は、いぬ鷲賞（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（16戦6勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（17戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた28戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（18戦6勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（19戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キクノリュウホーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月28日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で中川雅之騎手（20戦6勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

5歳（2003年）

1月7日、中0週で迎えた31戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で中川雅之騎手（21戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた32戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた33戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般A5（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた34戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた35戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。