テンダイボーイ（1998年生、母タニノサツチヤー）

テンダイボーイ（1998年6月9日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のホーエイヒロボーイ（当時13歳）と交配したタニノサツチヤーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長谷部牧場。戦績は、地方21戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年のくすのき賞(アラ系3歳)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長谷部牧場から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、佐賀県馬主会によって367.5万円で落札された。

山下清厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2000年）

7月30日、デビュー戦は吉田順治騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグレートヒロボーイを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

10月9日、中7週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

10月28日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた4戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハマノリーに交わされて9馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキングスカレーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた8戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのはがくれ賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

3歳（2001年）

1月7日、中1週で迎えた9戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた10戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドラゴンキッズに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は安東章騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミッチースターに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月27日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエムエストップを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

4月8日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた16戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて4着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は山口勲騎手（8戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミレニアムツヨシを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月3日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（福山ダート1600m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた20戦目は、石井幸男騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（福山ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた21戦目は、アラ系3歳（福山ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石井幸男騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。