エリモカントリー（2000年生、母チョウカイルビー）

エリモカントリー（2000年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時8歳）と交配したチョウカイルビーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、中央障害6戦3勝。2005年の東京ハイジャンプ(JG2)に勝利した他、2005年の京都ジャンプステークス(ハンデJG3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月6日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月22日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスパイシークラウンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋亮騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋亮騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋亮騎手（9戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は11戦連続で高橋亮騎手（10戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は12戦連続で高橋亮騎手（11戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキョウワシンズイをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

5月1日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

5月16日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（12戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（13戦1勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（14戦1勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

8月8日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下のタイランドカップ（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（15戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（16戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（17戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（18戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋亮騎手（19戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

5歳（2005年）

2月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

3月19日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスプラッシュヒットに半馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

4月23日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で嘉堂信雄騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルロイスに4馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

6月11日、中3週で迎えた27戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で嘉堂信雄騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のネオマエストロに1馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルをゲットした。