エムオーシャトル（2018年生、母ファインセイコー）

エムオーシャトル（2018年2月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+シャトル」。毛色は鹿毛。種牡馬のマクフィ（当時11歳）と交配したファインセイコーが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は市川牧場。2020年の日高町「門別ししゃも祭り」特別に勝利した他、2020年のウィナーズチャレンジ11で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月13日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月4日、中2週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、デジタルシティに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のロンギングベイビーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月12日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのスピネル特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた7戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの日高町「門別ししゃも祭り」特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトンデコパを豪脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手に入れた。

10月22日、中3週で迎えた8戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ11（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、グロリアスルカに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のラヴケリーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（2021年）

1月16日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

2月27日、中5週で迎えた11戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

6月12日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

7月31日、中6週で迎えた13戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた14戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアヴェラーレをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

10月10日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

4歳（2022年）

3月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

4月30日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの芦屋川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

9月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの日高ステークス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

2022年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。