ユキノサムライ（2009年生、母ヒメ）

ユキノサムライ（2009年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋侍」。毛色は栗毛。種牡馬のバゴ（当時8歳）と交配したヒメが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は岡本昌市。戦績は、中央平地23戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の博多ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

12月17日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

3歳（2012年）

1月21日、中4週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた4戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はガス欠状態になり最後はチュウキチと並んで14着同着となった。

4月8日、中2週で迎えた5戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、6着に入り込んだ。

5月13日、中1週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた8戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のベルニーニをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月1日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

4歳（2013年）

8月18日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のカシノスターライトをクビ差振り切って休み明けの一戦を物にした。

8月31日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（4戦2勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったスノードンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2014年）

3月1日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月12日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月6日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤスピカに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

6歳（2015年）

7月18日、約9か月半の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上1600万下のマレーシアカップ（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（5戦2勝）。17頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（6戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のベリーフィールズを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

9月6日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（7戦3勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は勢いを失って17着に終わった。

12月5日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（8戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

7歳（2016年）

1月5日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（9戦3勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。