アラタマサモンズ（2002年生、母アセルティンズエンジェルス）

アラタマサモンズ（2002年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋出頭命令」。毛色は鹿毛。種牡馬のタバスコキャット（当時11歳）と交配したアセルティンズエンジェルスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回。2007年の小倉記念(ハンデG3)で3着に入った他、2009年の万葉ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月25日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンニーザンを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

2月20日、中3週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく最後はヤマカツピレネーと並んで5着同着となった。

4歳（2006年）

8月5日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ターキーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオリオンオンサイトを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

5歳（2007年）

6月10日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のレットバトラーをハナ差振り切って3勝目を掴み取った。

7月29日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は芹沢純一騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

9月9日、中5週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月21日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

6歳（2008年）

10月25日、約10か月半の休養明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

11月16日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（8戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（9戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

2月28日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（10戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

4月11日、中5週で迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた22戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。