プレミアムプリンス（1992年生、母シングルホーク）

プレミアムプリンス（1992年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時5歳）と交配したシングルホークが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着3回、地方18戦0勝2着1回。1996年のマーチステークス(ハンデG3)で2着に入った他、1998年の埼玉新聞杯(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大沢真厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

8月5日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は526kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったカイザーアローにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のタイキマーシャルをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月2日、中1週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の檜山特別（函館芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月19日、中7週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の舞鶴特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のケイエスミラーをアタマ差振り切って制した。

12月2日、中1週で迎えた6戦目は、A.クルーズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’95ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の江坂特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（1996年）

1月13日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったダイタクサージャンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月10日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の大津特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアドマイヤラピスに5馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

2月25日、中1週で迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の甲南ステークス（阪神芝2500m 小雨/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた12戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアミサイクロンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

4月13日、中4週で迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に敗れた。

8月11日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1800m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた16戦目は、漁火ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

10月27日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦の古都ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の比叡ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウアシュラに2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

6歳（1998年）

1月6日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた19戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた20戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

5月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

5月30日、連闘で迎えた22戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた23戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの東海ステークス（中京ダート1700m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた24戦目は、灘ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた25戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、KBC杯（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた26戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、関越ステークス（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初冬特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月10日、中2週で迎えた28戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の師走特別（浦和ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマジカルフラッシュからハナ差の2着に甘んじた。

12月30日、中2週で迎えた29戦目は、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7歳（1999年）

1月27日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリ・カップ（船橋ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月16日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、ハンデ戦の如月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月8日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。14着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のさつき特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月17日、約7か月の休み明けで迎えた35戦目は、ハンデ戦の春待月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた36戦目は、小林照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の京葉盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8歳（2000年）

1月21日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の睦月特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林照男騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月16日、中3週で迎えた38戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林照男騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の千葉特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は小林照男騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた41戦目は、ハンデ戦の春馬特別（浦和ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた42戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（7戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

11月30日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた43戦目は、ハンデ戦の霜月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林照男騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた44戦目は、ハンデ戦の京葉盃（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林照男騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。