エプソムヌーヴェル（2001年生、母アサカジョイフル）

エプソムヌーヴェル（2001年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋新しい（仏）　新しい時代を築け」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時13歳）と交配したアサカジョイフルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は木田晶範。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、地方16戦3勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上C4一。

経歴

デビュー前

2歳のとき、名古屋ステーブルから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、エプソム愛馬会によって425.25万円で落札された。

エプソム愛馬会にて総額1,100万円（5.5万×200口）で一口馬主が募集された。

岩城博俊厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月14日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったクィーンロマンスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

1月25日、連闘で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

5月8日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

8月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったプラントアドマイヤから1馬身差の2着となった。

9月4日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月6日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の白樺特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月31日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

4歳（2005年）

3月7日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

3月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1八 C2三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

4月4日、中1週で馬体重を前走から27kg絞って迎えた12戦目は、こじし座特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた13戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた17戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月24日、中4週で迎えた18戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

9月30日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の一般B12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のライブリエンジェルに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月19日、中6週で迎えた20戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた21戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5歳（2006年）

3月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた25戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月13日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた27戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4二（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた28戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレエスペラントに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月10日、中1週で迎えた29戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカガヤキロイヤルを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手に入れた。

11月15日、中4週で迎えた30戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた31戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。