クリスタルケイ（1989年生、母ゴロワーズ）
Crystal Kei
1989.04.01
クリスタルケイ（1989年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルパレス（当時15歳）と交配したゴロワーズが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）鵡川牧場。戦績は、中央平地30戦5勝2着1回。1995年の日経賞(G2)で3着に入った他、1995年の目黒記念(ハンデG2)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
松元省一厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1991年）
11月2日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。
11月23日、中2週で迎えた2戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。
3歳（1992年）
1月18日、中7週で迎えた3戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、9着に敗れた。
4月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
4月26日、中1週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエーピーボーイに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
5月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のあやめ賞（京都芝2200m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。
6月21日、中4週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったダイカツザキングにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。
7月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマイルホーラーを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って優勝
7月26日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。
8月15日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下のTVQ杯（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。
9月12日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のホクセイダイヤに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。
4歳（1993年）
5月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、メルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り 雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。
5月23日、中2週で迎えた13戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のストークステークス（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、3着に終わった。
11月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上900万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のファンタジースズカを3/4馬身振り切って休み明けの一戦をモノにした。
12月19日、中3週で迎えた15戦目は、オリオンステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
5歳（1994年）
1月9日、中2週で迎えた16戦目は、万葉ステークス（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。
2月6日、中3週で迎えた17戦目は、松籟ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のホマレノクインに1馬身1/4の差をつけて5勝目を収める
11月6日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。
11月27日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、トパーズステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
12月10日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。
6歳（1995年）
1月28日、中6週で迎えた21戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。
2月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。
3月19日、中3週で迎えた23戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。
4月23日、中4週で迎えた24戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。
5月20日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのエメラルドステークス（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。
7歳（1996年）
4月28日、約11か月半の休み明けで迎えた26戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。
5月25日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。
6月15日、中2週で迎えた28戦目は、エメラルドステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。
7月21日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。
12月22日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、六甲ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。