第111回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

クリスタルケイが全馬をリードする展開、そのあとを追走するエアダブリンとキソジゴールド

主導権を奪ったのはクリスタルケイ。後続との差を1馬身ほどキープして馬群を牽引。2番手にエアダブリンとキソジゴールドが並ぶ。そのあと、ダイイチジョイフル、メイショウレグナム、インターライナーらが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、ライスシャワーは中団前目。アグネスパレードとタマモハイウェイは中団馬群のちょうど真ん中を併走。ステージチャンプとハギノリアルキングは中団後方の位置。そのすぐ後ろ、ヤシマソブリンとアルゼンチンタンゴが12番手。後方7番手で腰を落ち着けて折り合いに専念するのはサンライトウェイ、ゴーゴーゼット、ワンダフルタイムら3頭。後方2番手の位置でじっとして脚を溜めるのはイイデライナー。殿にヤマニンドリーマーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、ライスシャワーが古馬の貫禄を示す様な力走でG1・3勝目を挙げる

先頭はライスシャワーでリードは1馬身。単独の2番手にインターライナーが続く。その後ろ、タマモハイウェイとアルゼンチンタンゴが3番手。その直後、エアダブリンが5番手。1馬身離れて、クリスタルケイとハギノリアルキングが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、依然として先頭を走るライスシャワー。そのままライスシャワーが持久力に富んだ末脚で粘り込み、最後は前に迫る勢いで急追してきたステージチャンプをハナ差で抑え込み勝利した。2着のステージチャンプから3/4馬身差の3着には、先行勢の後ろの位置から妙々たる末脚を発揮したハギノリアルキングが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、2番手で直線を迎えた2番人気のインターライナーが入線、さらに1馬身1/4差の5着には、好位にいた1番人気のエアダブリンが食い込み、さらにそこから1馬身半差の6着にはゴーゴーゼットが入った。