エプソムドン（2002年生、母プリンセスコウベ）

エプソムドン（2002年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋首領、名士。競走馬のドンになれ。」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時9歳）と交配したプリンセスコウベが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着1回、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、宮内牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、宮内牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、エプソム愛馬会によって1,270.5万円で落札された。

エプソム愛馬会にて総額2,940万円（14.7万×200口）で一口馬主が募集された。

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月23日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

3歳（2005年）

1月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた4戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったファンドリサークルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のフォグキャスケードに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月26日、連闘で迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は上野翔騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（4戦1勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

10月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウイニングザバロンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた12戦目は、古太尽特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は上野翔騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2006年）

1月21日、中3週で迎えた14戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた15戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオースミダンスインに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月24日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

7月9日、中1週で迎えた17戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

8月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月27日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5歳（2007年）

2月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から33kg戻して迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のナリタブラックを半馬身振り切って休養明けの一戦をモノにした。

3月3日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた23戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、’07スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガイヤールに3馬身の差をつけて制した。

11月11日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた26戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート2100m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた27戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の冬至ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝2200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

6歳（2008年）

2月17日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。