ゴールデンナイト（2018年生、母ゴールデンファレノ）

ゴールデンナイト（2018年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金の騎士」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したゴールデンファレノが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は大栄牧場。主な勝ち鞍は2021年の美唄産「雪蔵工房」新米賞(一般C4-4)。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月20日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3歳（2021年）

4月17日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、二十間道路コスモスロード賞（門別ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月13日、中1週で迎えた5戦目は、美唄産「雪蔵工房」新米賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシングンジュピターを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、レックススタッド特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2022年）

3月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では稟性の闘争本能でゴールまでタレずに走り切ったが、5着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフィエールボスを半馬身振り切って2勝目を手にした。

10月31日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた9戦目は、サンタアニタウィーク賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のドリームウィングに4馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のヤマトディオーサに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2七八九（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のラインウィンドを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

5歳（2023年）

5月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた12戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2七八九（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（8戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でひたむきに粘り続けて、最後は2着のラスクミソを半馬身振り切って制した。

12月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で笹川翼騎手（9戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6歳（2024年）

1月25日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3二三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で笹川翼騎手（10戦5勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた18戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたヤマニンファシオ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

3月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

3月22日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（11戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のママズコフィに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月9日、中2週で迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二十三（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったトランセンデンタルに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（12戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のポルトディタリーに1馬身1/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。