フィールドヘネシー（2002年生、母フィールドソング）

フィールドヘネシー（2002年4月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘネシー（当時9歳）と交配したフィールドソングが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方37戦12勝2着15回。主な勝ち鞍は2005年の3歳。

経歴

デビュー前

伊藤勝好厩舎（笠松）へ入厩。

3歳（2005年）

10月25日、デビュー戦は高木健騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は489kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のソウルフリーザーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月9日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカワショウに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバーキンに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウセイクイーンに1馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

4歳（2006年）

1月28日、中6週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

4月23日、中7週で迎えた7戦目は、小川競馬読本出版記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高木健騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサダムガンバレヨに2馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（5戦5勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スイートローラに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオグリキラーズに4馬身の差をつけて制した。

6月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したティーパートナーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中4週で迎えた11戦目は、長浜さん還暦おめでとう記念（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高木健騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミヤノフェザントに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月16日、中3週で迎えた12戦目は、御肉処鴻臚館創業28周年記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高木健騎手（9戦7勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したデンコウパワーを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C10（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高木健騎手（10戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリンセスアコを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。

10月3日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で高木健騎手（11戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセントレアスタートを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2007年）

5月17日、約7か月半の休み明けで迎えた15戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた16戦目は、伸枝誕生記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高木健騎手（12戦8勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、サンダードルフィンに3/4馬身交わされて2着となった。

7月5日、中2週で迎えた17戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（13戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、バルトアンジェラに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（14戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（15戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒルノラポストールを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月12日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた20戦目は、コスモス特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高木健騎手（16戦9勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったジョニーローズに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C8 11（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高木健騎手（17戦9勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月9日、中6週で迎えた22戦目は、一般C11 14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた23戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベルネージュに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた25戦目は、一般C10 13（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニシノシンワに2馬身半の差をつけて制した。

6歳（2008年）

1月24日、中3週で迎えた26戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったウェイクアビリティに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた27戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒシヴィーナスに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

3月11日、中3週で迎えた28戦目は、白鷺特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったエーシンアクセランに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中3週で迎えた29戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったサンキンカミカゼに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた30戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンアクセランに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

5月16日、中2週で迎えた31戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブレイクフリーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、サイキョウヒカリに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた34戦目は、高賀の森水杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜口楠彦騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベルネージュに1馬身半の差をつけて制した。

7月25日、中1週で迎えた35戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（18戦9勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月17日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた36戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（11戦3勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、オーガスタムーンに交わされて1馬身差の2着となった。

8月27日、中0週で迎えた37戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（19戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた38戦目は、ダービートレーディング杯（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（20戦9勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。