ナカミアンデス（1990年生、母ナカミスターチス）

ナカミアンデス（1990年6月15日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時14歳）と交配したナカミスターチスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。戦績は、中央平地26戦7勝2着3回。1995年のテレビ愛知オープン(オープン)に勝利した他、1994年のディセンバーステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

12月12日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のユーワタイショウに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1993年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月30日、中8週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月19日、中2週で迎えた4戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

11月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた7戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したセンターザイーグルにアタマ差届かず2着となった。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネタリアを強烈な末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

4歳（1994年）

2月5日、中6週で迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハヤノキックに1馬身半の差をつけて優勝

6月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイショウオゴディに交わされて1馬身1/4差の2着に敗れた。

6月26日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい4着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウショウライデンを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月10日、中6週で迎えた13戦目は、ながつきステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアサヒジュピターを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月9日、中3週で迎えた14戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

11月13日、中4週で迎えた15戦目は、富士ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月17日、中4週で迎えた16戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャンソニエールを鮮やかな末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

5歳（1995年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（6戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、エイプリルステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた19戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったカネツクロスにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

5月27日、中3週で迎えた20戦目は、メイステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦3勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイキデュークに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6歳（1996年）

2月10日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（8戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず最後はトウショウストームと並んで7着同着となった。

3月17日、中4週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた24戦目は、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた25戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

9月1日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1800m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。