ウインレゼルヴ（2017年生、母シャンパンセラー）

ウインレゼルヴ（2017年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+上質のブレンド用ワイン」。毛色は栗毛。種牡馬のロージズインメイ（当時17歳）と交配したシャンパンセラーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は小田誠一。主な勝ち鞍は2020年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田忠幸から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって561.6万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,300万円（3.25万×400口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月7日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオーケーゴールドを交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月9日、中8週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

4歳（2021年）

1月10日、中1週で迎えた4戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月28日、中4週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、アンタレス特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエムテイフラッシュに3馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

8月29日、中4週で迎えた8戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの苫小牧特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月3日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月24日、中2週で迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳥屋野特別（新潟ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

5歳（2022年）

2月15日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、ハートビートレイン（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3月5日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月9日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの印西特別（中山ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの八王子特別（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

12月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの香取特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

6歳（2023年）

1月15日、中3週で迎えた20戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月7日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた22戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒメノジャッカルを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

5月21日、中1週で迎えた23戦目は、ヤマボウシ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホワイトレッグスに1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

6月10日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオベリスクを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

7月11日、中3週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた25戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、ディキ・ディキ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るガンブーツダンスを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月3日、中2週で迎えた26戦目は、牛タンバーガー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のイーサンアイをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

8月18日、中1週で迎えた27戦目は、カシオペア座特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリックマーベルに1馬身1/4の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月6日、中2週で迎えた28戦目は、三河島賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマルカンブロンドを半馬身振り切って圧巻の7連勝を決めた。

12月6日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、黄葉賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のモンサンレックスをクビ差振り切って貫禄の8連勝を決めた。

12月26日、中2週で迎えた30戦目は、金盃トライアル（大井ダート2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7歳（2024年）

1月21日、中3週で迎えた31戦目は、ウェルカム2024賞（大井ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

5月13日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、立夏賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で達城龍次騎手（7戦5勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた33戦目は、キャンサー賞（大井ダート1650m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で達城龍次騎手（8戦5勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた34戦目は、秋葉原賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で達城龍次騎手（9戦5勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた35戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、夕凪賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったミエノサンダーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中2週で迎えた36戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた37戦目は、ペリドット賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（11戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキトンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中2週で迎えた38戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノグランサムを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

2022年2月22日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。