ヒメノジャッカル（2017年生、母キミーズキッド）

ヒメノジャッカル（2017年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+ラグビー技名」。毛色は鹿毛。種牡馬のワールドエース（当時8歳）と交配したキミーズキッドが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は庄野牧場。主な勝ち鞍は2021年の馬い!卵はサンサンエッグ記念(一般C1三四五イ)。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

2月29日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月13日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

7月5日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

8月22日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月8日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、藤袴特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ヒンナ!登別閻魔やきそば賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカワカミスパークを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月29日、連闘で迎えた8戦目は、しべつ牛乳特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したエムテイオーにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月3日、中4週で迎えた9戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したセントガブリエルにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2021年）

1月12日、中5週で迎えた10戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2三四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた12戦目は、蓮華草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノイカリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

3月15日、中1週で迎えた13戦目は、馬い!卵はサンサンエッグ記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキーラーヴォッヘに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月8日、中2週で迎えた14戦目は、ダイヤモンド賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月30日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

5歳（2022年）

2月12日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤祥太騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた20戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた21戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（5戦0勝）。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた28戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大久保友雅騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

2022年12月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月29日、中4週で迎えた30戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、C3-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のガラデレオンをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

6歳（2023年）

1月10日、中1週で迎えた31戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、シモバシラ特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた32戦目は、まなせ米寿お祝い特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモクウェンチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

2月5日、中1週で迎えた33戦目は、立春特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月7日、約3か月の休み明けで迎えた34戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ウインレゼルヴにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月21日、中1週で迎えた35戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のディープギルドンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月11日、中2週で迎えた36戦目は、アジサイ特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったナムラブルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中3週で迎えた37戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジョーグランツをアタマ差振り切って優勝

8月12日、中2週で迎えた39戦目は、納涼特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた40戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、処暑特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた41戦目は、ひさくん穴馬激走特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

2021年4月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

7歳（2024年）

4月20日、約7か月半の休み明けで迎えた42戦目は、一般C1 C2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたイグレック決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2021年4月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。