ヤルダバオト（2021年生、母パラノーマル）

ヤルダバオト（2021年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「グノーシス主義における、この世を作った偽の神」。毛色は栃栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時17歳）と交配したパラノーマルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C1十四。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月29日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3歳（2024年）

3月16日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。17頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた9戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた10戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

9月7日、中6週で迎えた13戦目は、大江原比呂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

10月15日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、晃一・彩香ウエディング記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったスプランドゥールに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中1週で迎えた15戦目は、祝!!一輝&みなみ結婚記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したサイファーシチーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のランハルトに約13馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1十四（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフユノダイサンカクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月17日、中1週で迎えた18戦目は、能登半島地震復興応援杯（92）（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシュンプウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月28日、中1週で迎えた19戦目は、石油じゃぶじゃぶ同好会杯（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったゴールドブラボーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

2月1日、中4週で迎えた20戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた21戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林美駒騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい17着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた23戦目は、遠藤汰月騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた24戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた26戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月9日、中6週で迎えた27戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた28戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月19日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた30戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月16日、中1週で迎えた32戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート920m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた33戦目は、JBC2025船橋・門別まであと4日（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた34戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月21日、中0週で迎えた35戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスマートヌーメンに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月4日、中1週で迎えた36戦目は、アケルナル特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。