ミスジョリアン（1989年生、母メイハーデイー）

ミスジョリアン（1989年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時14歳）と交配したメイハーデイーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。戦績は、中央平地25戦3勝2着4回、地方6戦0勝。1992年の白百合ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

10月5日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のビワテーストに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月23日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3歳（1992年）

1月25日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったピサノロッキーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月22日、中3週で迎えた6戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた8戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブルースズランをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4月26日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したハヤノキックに3/4馬身届かず2着となった。

6月21日、連闘で迎えた12戦目は、4歳900万下のひめゆりステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田国夫騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月19日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の秋分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田国夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイユーサンバーを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

10月25日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で内田国夫騎手（6戦2勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で内田国夫騎手（7戦2勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に終わった。

4歳（1993年）

6月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、グリーンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田国夫騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、大原ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で内田国夫騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた18戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたレイクブルー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月11日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手（10戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したスターバレリーナを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（11戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手（12戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手（13戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田国夫騎手（14戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5歳（1994年）

1月6日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の新春賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田国夫騎手（15戦2勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、原口次夫騎手を鞍上に迎えて、アザレア特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた27戦目は、ダイヤモンドカップ（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原口次夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた28戦目は、中京スポ杯（中京(地)芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原口次夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた29戦目は、エメラルド特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原口次夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた30戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、パール特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた31戦目は、マイル争覇（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。