メジロアニタ（1986年生、母メジロチェイサー）

メジロアニタ（1986年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロエスパーダ（当時10歳）と交配したメジロチェイサーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、中央障害13戦3勝2着3回。1990年の京都大障害（春）(重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浅見国一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

12月4日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

3歳（1989年）

1月28日、中7週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はマルサキタミと並んで2着同着となった。

2月12日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のキョウリクインに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（阪神ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた7戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

6月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月16日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた15戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月24日、中1週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で酒井浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のメトロテンカイに8馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月21日、中1週で迎えた18戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で酒井浩騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のマルエフェイマスに8馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

5月5日、中1週で迎えた19戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3270m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で酒井浩騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラモノノフに4馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

6月2日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で酒井浩騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で酒井浩騎手（6戦3勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。12着に敗れた。

11月24日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた22戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井浩騎手（7戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で酒井浩騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスガハラテンジンから8馬身差の2着となった。

5歳（1991年）

2月9日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井浩騎手（9戦3勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

3月10日、中3週で迎えた25戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で酒井浩騎手（10戦3勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったパンフレットから1馬身差の2着となった。

10月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた26戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーコークロスから4馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は酒井浩騎手（11戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。