トーセンヤマト（2010年生、母オレンジカラー）

トーセンヤマト（2010年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦艦名より」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時11歳）と交配したオレンジカラーが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。戦績は、中央平地8戦2勝、地方24戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の葉牡丹賞(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって861万円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月8日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月14日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るソムニアシチーを豪快な末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

11月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月1日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るビービーボイジャーを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2013年）

7月20日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4歳（2014年）

1月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた9戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月10日、中2週で迎えた10戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた11戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた12戦目は、清涼スプリント（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて3着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月28日、中2週で迎えた15戦目は、秋収めスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月21日、中2週で迎えた16戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

12月9日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のひいらぎ特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダイワアズールに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

5歳（2015年）

3月9日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、三咲特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の爽春特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、花まつり特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた22戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、ハートビートナイタースプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた23戦目は、九十九里特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は張田昂騎手（2戦0勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の桑島孝春記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のトワイライト特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月9日、中9週で迎えた26戦目は、初霜スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のひいらぎ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ラガッソに交わされて5馬身差の2着となった。

12月21日、中1週で迎えた28戦目は、ポインセチア特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンブリッツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

6歳（2016年）

2月3日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の仲春特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したセイエイシャルムを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月16日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の春闘賞（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の駿風スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

4月27日、中6週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の春陽特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。