エプソムアイリス（2004年生、母フォレストエンゼル）
Epsom Iris
2004.01.07
エプソムアイリス（2004年1月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋虹の女神（ギリシャ神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時6歳）と交配したフォレストエンゼルが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、地方9戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。
経歴
デビュー前
1歳のとき、三枝牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、エプソム愛馬会によって430.5万円で落札された。
エプソム愛馬会にて総額1,365万円（6.83万×200口）で一口馬主が募集された。
高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2007年）
3月3日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。
3月31日、中3週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。
9月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。
10月23日、中2週で迎えた4戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナイキローズに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
11月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のベルモントワグナーに4馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。
12月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の乃東スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルモントワグナーに3/4馬身届かず2着に敗北した。
4歳（2008年）
1月7日、中3週で迎えた7戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のタケデンノガッツをハナ差振り切って3勝目を収める
2月7日、中3週で迎えた8戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、東風スプリント（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジルヴァンクールに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。
3月29日、中6週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた9戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。
7月26日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。
8月2日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。
8月24日、中2週で迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。
9月7日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。
9月27日、中2週で迎えた14戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。
5歳（2009年）
6月21日、約9か月の休み明けで迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。
7月4日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。
8月2日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武英智騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。
8月15日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。
9月27日、中5週で迎えた19戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。
10月18日、中2週で迎えた20戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったメイショウワカツキに詰め切れず、5馬身差の2着となった。
11月1日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。
11月15日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。
12月19日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメインヴォーカルに3馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。
6歳（2010年）
1月9日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。
6月13日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。
7歳（2011年）
1月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新春特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキングサラディン決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。
2月9日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、ハンデ戦の浅春特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。
2月21日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた28戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、疾風スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。
7月18日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦の海の日特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。