アムロ（2008年生、母モーニングミラー）

アムロ（2008年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のブラックタキシード（当時12歳）と交配したモーニングミラーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河土肥牧場。戦績は、地方43戦9勝2着5回。2011年の東海ダービー(地方重賞)に勝利した他、2011年の東海菊花賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河土肥牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、伊良原勉によって105万円で落札された。

国信満厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

6月2日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた3戦目は、2歳戦のひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず3着に敗れた。

7月29日、連闘で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のデンコウギャロップをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

8月3日、連闘で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月6日、中5週で迎えた8戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた9戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた12戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた13戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3歳（2011年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

1月13日、中0週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパシコセイラを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をゲットした。

2月8日、中3週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケントリュウコウを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

2月23日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマンゴー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のラヴィドールに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

3月21日、中1週で迎えた19戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の小澤嘉尚結婚します記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた20戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦のうぐいす特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったラヴィドールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、連闘で迎えた22戦目は、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジーエスデニーロに5馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月5日、中1週で迎えた23戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた24戦目は、3歳戦の大鷲特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアザヤカサクラを驚異的な末脚で半馬身差し切って6勝目をつかんだ。

6月10日、中3週で迎えた25戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のミサキティンバーをハナ差振り切って7勝目を奪取した。

7月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦3勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月9日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ナムラダイキチにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月7日、中3週で迎えた28戦目は、長月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラムタムタガーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月14日、中4週で迎えた29戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、オオエライジンに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月17日、中4週で迎えた30戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたエイシンフレンチ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた31戦目は、ひいらぎ特別（名古屋ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（10戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードグリンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2012年）

7月20日、約7か月半の休養明けで迎えた32戦目は、くすの木特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（11戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた33戦目は、唐松特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた34戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、長月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた35戦目は、九美上特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた36戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた37戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったツクバフージンをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

12月20日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた38戦目は、ジングルベル特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

5歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた39戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

1月11日、連闘で迎えた40戦目は、初富特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた41戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

2月14日、中1週で迎えた42戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、蝋梅特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

7月4日、約4か月半の休養明けで迎えた43戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、山百合特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。