トーセンチヨノオー（1999年生、母トミマリア）

トーセンチヨノオー（1999年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラテルノオー（当時17歳）と交配したトミマリアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡廣光。戦績は、中央平地27戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2004年の七重浜特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富岡広光から「2000年度北海道8月市場サラブレッド2歳、2000年度北海道9月市場サラブレッド2歳、2000年度北海道10月市場サラブレッド2歳」及び「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、リバーヴァレーファームから「北海道5月トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、島川隆哉によって525万円で落札された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

11月10日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は518kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

3歳（2002年）

1月13日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月23日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアルカネットをハナ差振り切って初白星を挙げた。

7月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハネダシェリーに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月5日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、メジロバンクスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、中3週で迎えた8戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のチアズシャウトを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2003年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の稲毛特別（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の御宿特別（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパーシステントガイに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の中京競馬場開設50周年記念（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

6月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

8月3日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロックスキルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、最後はボエームと並んで3着同着となった。

9月13日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月26日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでなんとか走り抜いたが、ドローアウターに交わされて1馬身差の2着となった。

11月29日、中4週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、抜け出したバリオスにハナ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2004年）

3月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、伸びてきたパラダイスリヴァー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月6日、中6週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月18日、中5週で迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の岩室特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトーホウセキトにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月8日、中2週で迎えた25戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーホウアスカを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

8月29日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6歳（2005年）

9月10日、約12か月半の休養明けで迎えた27戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。