ボラテリティパズル（2013年生、母プリティカウガール）

ボラテリティパズル（2013年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「株式用語の一種。期待が高いほど成果はでないこと」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時13歳）と交配したプリティカウガールが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の一般C2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、池谷誠一によって2,100万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

4月16日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は548kg。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

7月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

9月24日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたセシャルマン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月14日、中6週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた7戦目は、都市農業記念「JA東京中央会賞」（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

4歳（2017年）

4月11日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月19日、中9週で迎えた9戦目は、チェリー!古稀からも元気で楽しく長生きで（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のビレッジエンペラーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレッドボルテクスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月3日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のアプレイザルをハナ差振り切って3勝目を挙げた。

9月27日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、激闘のSPAT4プレミアムポイント賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた14戦目は、七里川渓谷賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で野沢憲彦騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月6日、中5週で迎えた15戦目は、楽天競馬賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野沢憲彦騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5歳（2018年）

1月18日、中5週で迎えた16戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で野沢憲彦騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で野沢憲彦騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったジェットシティにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

3月16日、中4週で迎えた18戦目は、通年ナイター!船橋ハートビールナイター☆（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で野沢憲彦騎手（10戦3勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月20日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、京成バラ園芸盃（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で野沢憲彦騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた20戦目は、涼風賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で野沢憲彦騎手（12戦3勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ファンタジーナイト賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた22戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、アイオライト賞（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6歳（2019年）

1月16日、中4週で迎えた23戦目は、オンリーワンの腕時計!アトリエサザンカ杯（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、最後はナイトレイドと並んで3着同着となった。

2月21日、中4週で迎えた24戦目は、一般C2八九十ア（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタケデンローズに1馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

3月12日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したロードレジェンドを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のツキミザケに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。