レッドボルテクス（2013年生、母プレイガール）

レッドボルテクス（2013年3月13日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋旋風。世代の代表馬として旋風を巻き起こす」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したプレイガールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。主な勝ち鞍は2017年の一般C2八九。

経歴

デビュー前

当歳のとき、飛野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、東京サラブレッドクラブによって2,940万円で落札された。

東京サラブレッドクラブにて総額3,400万円（8.5万×400口）で一口馬主が募集された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月9日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

3歳（2016年）

1月30日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず最後はビップフウマと並んで9着同着となった。

3月6日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

4月24日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

6月18日、中7週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

8月21日、中6週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の最高で最高のFIVE!祝25周年記念（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、スエツムハナに交わされて4馬身差の2着となった。

12月6日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた11戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4歳（2017年）

1月10日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3八九（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したエミネントフラワーにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月8日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3八九（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベニノラブリーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3二三イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したラクルースを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

4月13日、中3週で迎えた17戦目は、THビジネスサポート高根記念（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスエツムハナにアタマ差届かず2着に惜敗した。

5月4日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田龍哉騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアミフジテンショウをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月15日、中1週で迎えた19戦目は、カリスマナオキングカップ（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で沢田龍哉騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた20戦目は、チェリー!古稀からも元気で楽しく長生きで（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で沢田龍哉騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したサダムシーズンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月21日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で沢田龍哉騎手（10戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したサーブルクーリールを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月9日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で沢田龍哉騎手（11戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったボラテリティパズルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月4日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、馬に乗りとびきりの年末に!クレイン千葉杯（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で沢田龍哉騎手（12戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた24戦目は、春待月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で沢田龍哉騎手（13戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

5歳（2018年）

1月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で沢田龍哉騎手（14戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

1月15日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で沢田龍哉騎手（15戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で沢田龍哉騎手（16戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で沢田龍哉騎手（17戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で沢田龍哉騎手（18戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で沢田龍哉騎手（19戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で沢田龍哉騎手（20戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフェリスアローにクビ差届かず2着となった。

5月14日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で沢田龍哉騎手（21戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた33戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で沢田龍哉騎手（22戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したサダムシーズンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた34戦目は、山本さん・田中さん勤続記念賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で沢田龍哉騎手（23戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた35戦目は、ばくだん大将記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で沢田龍哉騎手（24戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた36戦目は、濃溝の滝賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は26戦連続で沢田龍哉騎手（25戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6歳（2019年）

1月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg減らして迎えた37戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で沢田龍哉騎手（26戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた38戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた39戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。