ビレッジエンペラー（2013年生、母ゼヤラー）

ビレッジエンペラー（2013年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時11歳）と交配したゼヤラーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。主な勝ち鞍は2017年の渡邉真歩ちゃん誕生日おめでとう記念(一般C1三四)。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月1日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

3歳（2016年）

2月27日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

5月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

9月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月11日、中7週で迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1000m 小雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、抜け出したピンクパレットにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月6日、中3週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4歳（2017年）

1月11日、中2週で迎えた9戦目は、YOUTUBE検索特案係カップ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月12日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアルファスバルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月5日、中2週で迎えた11戦目は、こどもの日にはかしわもち賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のエカテリーナに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月21日、中6週で迎えた12戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、京成バラ園芸盃（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアリオスを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月24日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったボラテリティパズルにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた14戦目は、ばん馬キング号船橋競馬場来場記念（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイリュウアマゾンに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

9月1日、中3週で迎えた15戦目は、鉄道で楽しむ!ちばの旅賞（No.1）（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヴァイキングに1馬身半の差をつけて制した。

9月29日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、渡邉真歩ちゃん誕生日おめでとう記念（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のオニノヘイゾウをクビ差振り切って1番人気に応えた。

10月26日、中3週で迎えた17戦目は、鉄道で楽しむ!ちばの旅賞（No.13）（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5歳（2018年）

3月15日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

4月12日、中3週で迎えた19戦目は、春風賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

10月1日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ビックミート創業50年記念ロイヤル三元賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦4勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

6歳（2019年）

2月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた21戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、如月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた22戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、向春特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた23戦目は、春望賞（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた24戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、パンジー賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエリザベスセーラに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月6日、中1週で迎えた25戦目は、佐賀桜花特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた26戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、菊池川特別（佐賀ダート1800m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビヘーヴに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月2日、中2週で迎えた28戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、短夜特別（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったエリザベスセーラに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月23日、中2週で迎えた29戦目は、地方重賞の佐賀がばいダッシュオープン（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月20日、中3週で迎えた30戦目は、夏土用賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた31戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、あさがお特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。