スズノムーティエ（1995年生、母トワダクイーン）

スズノムーティエ（1995年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のマニラザルーラー（当時6歳）と交配したトワダクイーンが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は青森県、生産者は苫米地繁雄。戦績は、地方17戦8勝2着1回。1999年のエンプレス杯(牝G2)で3着に入った他、1999年のエメラルドカップ(牝ハンデ地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

廣野保義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1997年）

7月22日、デビュー戦は久保勇騎手を鞍上に据えて、2歳戦の4組イ（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセンティアラに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1998年）

7月21日、約12か月の休養明けで迎えた2戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のしゃくなげ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた3戦目は、久保秀男騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のグレースフェザントに5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の芙蓉特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保秀男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシナガワラシアンに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月25日、中2週で迎えた5戦目は、蒼雲特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で久保秀男騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のビューティアンナに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月16日、中2週で迎えた6戦目は、神無月特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で久保秀男騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤブリッジに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月18日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のリリーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保秀男騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイディアルクインからハナ差の2着に甘んじた。

12月31日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で久保秀男騎手（5戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（1999年）

3月31日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦の東風特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月2日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦の天の川特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のウイニングスパートに1馬身の差をつけて6勝目をマークした。

7月19日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は久保秀男騎手（6戦4勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月30日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の瑞星特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で久保秀男騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のブランギャルソンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月29日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のエメラルドカップ（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保秀男騎手（8戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエフテーサッチに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月12日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は久保勇騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5歳（2000年）

3月15日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデ戦の弥生盃（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は久保秀男騎手（9戦6勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で久保秀男騎手（10戦6勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は久保勇騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。